今年3月に開催したイベント「フェムミナーレ in Hiroshima!」で企業と広島の高校生が出会い、素敵な取り組みが生まれました!
「フェムミナーレ in Hiroshima!」での出会い
2024年3月に広島テレビで開催された美と健康と食のイベント「フェムミナーレ in Hiroshima!」に、出展社として参加していた企業「株式会社アイセイ」。そして、地震の被災地の女性や子供たちを支援するための活動で参加していた広島の高校生たち。たまたま同じイベントに参加していた2者を繋げたのは、被災者への思いでした。
能登半島地震をきっかけに
2024年1月に発生した能登半島地震。震災直後は食料などの物資調達が困難となり、様々な支援が欠かせません。集まった食料や生活必需品は避難所などに届けられます。しかし、支給品の中にナプキンやおむつを一緒に入れるのは憚られることが多く、災害時に女性や子どもは弱者になりがちです。
広島の高校生たちが立ち上がる
そんな中、被災地で生理用品や育児用品が不足していると授業で学んだ高校生たちが、女性や子どもたちを支援しようと募金活動を始めました。広島市南区にある「進徳女子高校」の生徒です。彼女たちはかねてより「生理の貧困」などの課題と自ら向き合い、活動を続けてきました。震災後、彼女たちは他校にも呼びかけ、募金を始めました。(詳細はYouTubeで動画をご覧ください)
ある企業との出会い
募金活動を行った高校生たちは、3月のフェムミナーレでこれまでの歩みを報告しました。
そのとき会場にいた協賛社の一つ「株式会社アイセイ」が、高校生たちの発表を通して石川県の実情を知り、何か力になれることはないかと考えました。株式会社アイセイは大阪に本社を置き、コンタクトレンズなどコスメ事業を展開しています。3.11の東日本大震災をきっかけに防災にも取り組んでおり、フェムミナーレでは、「女性の生活を豊かに」というテーマにあわせて断水時に女性も使いやすい備蓄用トイレ「安心!簡単!置いトイレ」の商品を展示していました。
被災地に届けられる思い
「安心!簡単!置いトイレ」のブースを見た生徒らは、集まった募金を使って「備蓄用トイレを被災地に送りたい」と申し出ました。
フェムミナーレに参加していた担当者は、広島の生徒がこのような支援に力を入れているのを知り涙腺が熱くなったといいます。彼女たちの熱意、そして行動力に感銘を受けたアイセイ様は、その後社内募金を実施。備蓄用トイレの用意だけでなく、全額を進徳女子高等学校へ寄付されました。
輪の広がりを感じて
点と点の活動が繋がり、大きな支援の輪に。こうした輪が今後ますます広がり、たくさんの人に届きますよう、私たちも活動を応援します!
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