Q.生理後必ず不正出血があるのが悩みです。病院で聞いてみてもホルモンバランスの乱れとしか言われなかったですが、なくなりはしないのでしょうか。(相談者・27歳)

HEALTH

この質問に回答してくれたメディカルパートナーは…


吉川徹(広島赤十字・原爆病院 緩和ケア科)

【経歴】広島市出身。修道高校53回卒。2007年関西医科大学卒業。大阪での修行を経て2014年より広島に戻ってきて、広島大学病院、広島赤十字・原爆病院、頼島産婦人科で産婦人科医師として従事した後に、産まれることとは反対の死ぬことということにフォーカスを当てた医療を行いたいと考え2021年より緩和ケア科医師として広島赤十字・原爆病院に勤務。生と死という一見相反するものをどのように受け止めていくか、探求をしながらそれを広めていくため教育にも携わるようにしている。 

【専門分野】産婦人科、思春期、更年期治療、腹腔鏡手術、不妊治療、緩和ケア、終末期医療     


こんにちは。
生理の後にいつも不正出血があると、なにか悪い病気が隠れていないか心配になりますでしょうし、また毎月となると煩わしく日常生活に支障が出て困ることもあるかと思います。


不正出血の原因としては、病院で言われたようにホルモンバランスの乱れという原因は非常に多いです。生理のおこる仕組みとしては脳からホルモンが出て、卵巣がそれを受け止めて卵巣から子宮にホルモンが出てそれで子宮の中の膜の変化を起こしたり生理を起こしたりするわけです。そのため、体や心のストレスがかかると脳からのホルモンが乱れて不正出血を起こすことがあります。

解消方法としては、ストレスを軽減するということは一つの良い方法です。例えば食事を見直してみるとか、睡眠時間をしっかり取るなどですね。また激しい運動や、肥満や痩せなども体にはストレスになりますよ。

それでも全然だめということであったり、すでに実践されているということであれば、産婦人科で低用量ピルを処方してもらうのも良いでしょう。おくすりを使いホルモンバランスを整えると不正出血の頻度が減ることもありますよ。
スッキリと不正出血がなくなることを願っております。

※症状には個人差がありますので必ず医師にご相談ください


不正出血について

不正出血の定義

不正出血の定義は、生理周期以外の出血、もしくは生理期間中の異常な出血を指します。

不正出血の原因

  • 子宮や卵巣の異常:ポリープ、筋腫、内膜症、がんなどが挙げられます。
  • ホルモン異常:特に若い女性や更年期の女性に見られます。
  • その他の要因:感染症(性感染症、膣の炎症)や薬の副作用など。

不正出血時の受診の目安

不正出血の原因は多岐にわたりますが、悪い病気がないかきちんと確認することが大切になりますが、不正出血の症状だけから、その確認をするのは難しいです。なので、不正出血があれば一度産婦人科で見てもらっておくことをおすすめします。もし1年毎に子宮癌検査とエコー検査を受けている方で出血が多くなければ、焦って受診せずに引き続き定期的に検診を受けるということで良いかと思います。

吉川 徹

産婦人科医

44 views

皆さんこんにちは。 僕は、生と死という人間産まれてくる以上は必ず経験することを苦しみなくどのように自然に過ごすことができるのかということを考えて医療をしてき...

プロフィール
  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

関連記事一覧